1999-04-16 第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
ですから、まず大淵先生と山田先生にお伺いしたいのは、民族社会心理学とでもいうのがあるのかどうなのか。例えば生物の世界では、イワシなんかは大量に他の種に供給しなきゃいかぬというのでたくさん生まれます。クジラは少ない。
ですから、まず大淵先生と山田先生にお伺いしたいのは、民族社会心理学とでもいうのがあるのかどうなのか。例えば生物の世界では、イワシなんかは大量に他の種に供給しなきゃいかぬというのでたくさん生まれます。クジラは少ない。
○岸宏一君 大淵先生のお話や書いたものを拝見させていただきますと、少子化はちょっと心配なんだ、やっぱり少子化じゃない方がいいと。それから、舩橋先生ですか、少子化はある程度認めて考えた方がいいと。お二人、かなり違う考え方のように思われます。 私は、どちらかといいますと、やっぱり少子化は心配だ、だから何とか子供の数を、出生率を上げたい、一般に国民的にはそういう意見が多いと思うんです。
○参考人(山田昌弘君) 先ほど舩橋先生と大淵先生の間で子供の数をふやすべきかという議論があったのですけれども、それに絡めて申し上げたいのは、ふやすというよりも、子供の数というのは、それは社会の活力、特に若い人のやる気のバロメーターではないかと思います。だから、無理にふやせばいいという問題ではないと思います。